【DVD】『 カイジ 人生逆転ゲーム』

カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD]
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カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD]
カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD] 藤原竜也,天海祐希,香川照之,山本太郎,光石研,佐藤東弥

おすすめ平均5つ星のうち3.0
5つ星のうち4.0たかが映画ですから
5つ星のうち3.0シンプルなカイジ
5つ星のうち1.0これも日本映画の現実です。外国には出せません。
5つ星のうち1.0これで終わってほしい
5つ星のうち4.0劇場版カイジ

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興行収入22億超!
1300万部突破の大ヒットコミック実写映画化。
「負け組」のエース、カイジ。命を賭けた究極のゲームの幕が今開く。

自堕落な日々を送るフリーターのカイジ…。
特別な才能もなく、人生の目標もないどこにでも転がっている“負け組”。しかも友人の借金の保証人になったために多額の負債を抱えてしまう。そんなカイジの日常が、ある日突然、一変する。

福本伸行による原作「カイジ」は96年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載が始まり、過激な言動と巧みな心理描写で一躍人気を博した。98年には第22 回講談社漫画大賞も受賞。『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』『賭博堕天録カイジ』の3シリーズで全39巻、累計1300万部を突破している大人気コミック。
07年10月には『逆境無頼カイジ』と題してテレビアニメ化もされている。

負け組のエース、伊藤カイジに扮するのは藤原竜也。極限状態の中学生~『バトル・ロワイアル』、孤高の天才~『デスノート』、復讐に燃える詐欺師~『カメレオン』など、数々の映画や舞台でのストイックなまでの演技で、常に観客を魅了する藤原竜也がこれまでにない新境地を切り開く。
また、カイジの人生を変える運命の女・遠藤凛子役に天海祐希、カイジたち負け組を高圧的にいたぶる利根川幸雄役には香川照之。さらには山本太郎、光石研、松尾スズキ、佐藤慶といった魅力的なキャスト陣に加え、松山ケンイチが友情出演しているのも大きな話題である。
映画で描かれる< 限定ジャンケン>< 鉄骨渡り>など数々の奇想天外なゲームは刺激的でありながらも、魅了されてしまうほどのユニークさに溢れている。一見、荒唐無稽ともとれる勝負を通して描かれるのは、「人生は逆転できる」という熱いテーマ。主題歌と劇中歌は幅広い世代から絶大な支持を得ているYUIが担当。
主人公・カイジの「決してあきらめない」という姿勢に通じる力強い楽曲が、観終わったときの爽快感を何倍にも膨らましてくれるだろう。負け組、カイジが命を賭け人生を逆転していく!

(C)福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会

—主演 藤原竜也 2011年続編公開早くも決定!—

久しくDVDで映画なんて見てなかったのですが、たまたまTSUTAYAに行く機会があり、妻と息子とそれぞれ好きなDVDをレンタルしたのでした。
で、私が選んだのがこれ「カイジ 人生逆転ゲーム」。

昨年(2009年)映画で公開されていました。テレビ局がさんざん番宣をやっていたので大体の話のあらすじは知っていたのですが、香川照之さんが出ているのでそれなりに面白いだろうと思いレンタルしました。

ウチにはDVDプレーヤーはありません。
テレビも未だにブラウン管でしかも小さいです(たぶん25インチくらい)。ビデオデッキすらまともに動くかどうかわかりません。今使ってないですから。

そんなわけでDVDを見るときはMacbookで見ます。13インチですので今まではほとんど見る気がしなかったのです。
それでもまあ、見れればいいやと。

そうして何の期待もせずに見たのがよかったのか。
感想としてはまあまあよかった、というところでしょうか。

全体に説明的なセリフ回しが多いのがちょっと苦手でした。
漫画が原作なのでひょっとしたら漫画自体がそういう「説明的セリフ回しが多い漫画」なのかもしれませんが、そんなことは知った事ではないです。
私は漫画は読んでいません。ていうか漫画の原作自体をこのDVDを見るまで知りませんでした。

ストーリーは荒唐無稽なのでファンタジーとして受け入れればいいのですが、主演の藤原竜也はああいうキャラはちょっと向いていないのではないか、と思いましたね。
彼は「デスノート」のときのような(これはテレビで見た)、ミステリアスな部分を含んだ役柄が似合うと思います。

作品自体のテーマは「人生というロングレースにおいてどんなにどん底の絶望に直面しても、必ず逆転できると信じて諦めないことの大切さ」を基軸にしており、そのテーマを過剰な世界観設定で魅せる物語です。
決して嫌いなテーマでは無く、むしろ好きな部類です。

若い時期というのは、まだ十分に「世間」というものが分からず、何を目的にして生きていけばいいのか分からなくなったり、生きていること自体の意味を求めてみたりするものです。
が、そうした時期は誰にでもあるはずなのに、なぜか現代社会では忌み嫌われ、蔑まれている時期でもあります。

私の場合も同じように自分が何がしたいのか、何に向いているのか、分からず試行錯誤していた時期がありました。
ボランティアサークルにいたので、その流れで福祉施設職員への道を探りましたが、資格取得が壁となって断念。
障害児施設へ出入りしていた経緯もあったので保育士も考えましたが、試験で楽器ができないとダメだと分かり断念。

書店のアルバイトしていたので、そのまま書店員になろうかとバイト先に打診してみるも、無碍に断られたり。
車の運転は苦では無かったので配送や宅配をやろうかと思いましたが、体力が無いことに気づき断念。

何をやってもダメ。が続くとやはり自暴自棄にもなります。

私の場合はそんな時に運良くMacと出会ったことで、救われました。
こんなにも魅力的で奥が深くて希望に満ちているものは無い、と感じました。
そこからはもう寝ても覚めてもMacのことばかり考えて、あれこれいじり倒し、どんどんとのめり込んでいったのです。

そのまま仕事もそういう方面へ突っ走ることができたので、人生を灰色に染めずに済んだわけですが、やはり根底にあったのは

「この状況をどうにかして打破してやる」

という強いモチベーションでしょうか。

希望を捨てない、というのは言葉にするとカンタンですが、実際にその思いを強く持ち続けるというのは大変な労力です。
自分一人で思っているだけならまだしも、外圧がかかることで挫けてしまうのもわかります。

主人公カイジも根底には「いつか人生、逆転してやる」=「この状況を打破してやる」があったのだと思います。
いくつもの理不尽な外圧に翻弄されながらも、いつか必ず、という希望を捨てなかったことが最終的な勝利に繋がったのだと。

最近に限らず、こういった「希望を捨てずに最後まで諦めなければ道は開ける」系のストーリーは決して珍しくはありません。
古くから幾度もカタチを変えて繰り返されてきました。
だからこそ「ベタ」ではありますが、それだけに物語の持つ心の強さがあり、それが演出上の違和感をも瑣末なこととして上手く処理できていたのではないでしょうか。

2011年には続編が上映されることが決まっているようです。
映画『カイジ』続編決定!!2011年公開予定 | テレビ関連ニュース [テレビドガッチ]
藤原竜也主演の映画「カイジ」、好評につき続編製作が決定 – GIGAZINE

続編が見たいかと問われると、どうも微妙です(笑)

映画評ということで自分勝手に票をつけるとして、これはDVDですが映画館で見たとしたら、チケットが普通は1,800円ですから、いくらなら払ってもいいか、を点数とすると、

1,000円

というところでしょうか。

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