【DVD】『サマーウォーズ』

サマーウォーズ [DVD]
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サマーウォーズ [DVD]

サマーウォーズ [DVD] 神木隆之介,桜庭 ななみ,富司純子,谷村美月,斎藤歩,細田守

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち5.0ネットの問題と解決するには、やはり人の力。想いの集合が強いと分かります。
5つ星のうち3.0深く考えずに観賞するのが吉
5つ星のうち5.0線の美しさ。
5つ星のうち4.0ファンタジーは失われたものを描く
5つ星のうち5.0馬鹿にする奴が馬鹿


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映画「サマーウォーズ」公式サイト
サマーウォーズ – Wikipedia
サマーウォーズ (角川文庫)

「サマーウォーズ」 劇場用予告


先日「【DVD】『 カイジ 人生逆転ゲーム』」でDVD評っぽいものを書きましたが、懲りずに続けていきたいと思います。
で、同時にレンタルしていたのがこれ「サマーウォーズ」です。

サマーウォーズ公式サイト:http://s-wars.jp/

「時をかける少女」の細田監督が放つ最新劇場作品。2009年夏公開。

2006年夏、単館公開からスタートした『時をかける少女』は、口コミでロングランヒットとなり、国内外の映画賞を多数受賞。多くの人に愛される作品となった。あれから3年、『時をかける少女』を手がけ一躍注目を浴びたアニメーション監督・細田守が、満を持して送り出す最新作が『サマーウォーズ』。キャラクターデザイン・貞本義行、脚本・奥寺佐渡子など『時をかける少女』のスタッフが再結集したこの作品は、ふとした事から片田舎の大家族に仲間入りした少年が、突如世界を襲った危機に対して戦いを挑む物語である。

[主人公はちょっと弱気で人付き合いも苦手な、17才の理系少年。]
高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の曾祖母・栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の当主であり、一族を束ねる大黒柱だ。
栄の誕生日を祝うために集った、個性豊かな「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。

[ひょんな事から巻き起こった世界の危機に、健二と大家族は戦いを挑む]
栄のためにと強引に頼み込まれ、数日間の滞在をすることになった健二。賑やかな親戚の面々に気圧されながら、必死に「フィアンセ」の大役を果たそうと奮闘するのだった。
そしてその夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二はその解読に夢中になるのだが
翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、世界を混乱に陥れていたのだ。
「私たち一家でカタをつけるよ!」
栄の号令のもと、健二と夏希、そして陣内家の面々が、一致団結して世界の危機に立ち向かう!

(C) SUMMERWARS FILM PARTNERS 2009

昨年の夏、かなり話題になったので知らない人はいないでしょう。
もちろん上映期間中に観に行きたかったのですが、行けずじまい・・・。
今回DVDで観て、あらためて劇場で見るべきだったと後悔しました。

感想を一言で言うと、

これもっと世界で評価されていいはず。

です。

ネタバレしないように書くのは非常に難しいのですが、キーワードを羅列してみましょうか。
(もしネタバレしてたらゴメンナサイ!)

●ニッポンの夏 大家族 親族一同

古き良き「日本の夏」という条件をこれでもかと揃えている設定がとても気持ちイイ。都会から遠く離れた田舎町。町を少し歩けばすぐに知り合いに会うような人間関係の濃密さ。ローカル線やバスを乗り継いで辿り着く旧家のお屋敷。
親戚が大勢集まっての食事や親族紹介の件りはもちろん笑いを誘うところなのですが、私自身の経験と照らし合わせるととても笑えるシチュエーションではなかった(笑)
私も妻と結婚してすぐの帰省時にはあちら側の親族がワラワラと集まる中、誰が誰だかわからないままドンドンと注がれるビールを流し込んでいた記憶が蘇りましたよww

●戦国武将 武田信玄

私は歴史には疎く、とりわけ日本史はほとんどチンプンカンプンなのですが、外国人の立場と同じような状態だと思います。そんな状態の人間にでもわかるように、嫌味なく歴史の概略をキャラクターに喋らせているあたりは非常に上手いなと思いました。しかも、その後のストーリーにおいてもきちんと活きてくる設定には脱帽です。

●仮想空間 アバター アカウント

冒頭から仮想空間「OZ(オズ)」の紹介で始まりますが、この時点ですでに世界に引き込まれてしまいます。「OZ」とは何なのかを言葉で説明するのは難しいのですが、あのリンデンラボ社の3D仮想空間セカンドライフをもっとレベルアップさせたような電脳空間です。
ネット上だけでなく、リアル世界とも密接にリンクしており、行政手続きのみならず各種公的サービスに関することは全て「OZ」上で行えます。経済活動も活発です。仮想空間内では「アバター(化身)」を操って行動します。
このように随所にネット界隈のディープな世界観を展開しており、現代日本を非常に上手くリアルに表しているなと思いました。

観る人によって見方はさまざまだと思いますが、この「OZ」のモデルはなんだろうかと考えました。
人によってはセカンドライフだったり、mixiだったりするかと思いますが、私は「Google」ではないかと思って観ていました。
人と人とのコミュニケーションのインフラになっている部分などはmixiのイメージが強いのは否めませんが、全ての情報を一元化して保有しており、クラウドコンピューティングの考え方やセキュリティ的にリスクヘッジしなくてはならない部分などを見ていると、やはりGoogleのイメージがピッタリと合うのだろうなと思いました。

●なりすまし パスワード 暗号化

インターネットの世界では「なりすまし」がカンタンにできます。ある人に「なりすまし」て悪さをする輩は後を絶ちません。
だからみんな言います。「インターネットって怖いんだ」って。

一般的な感覚としてはそうなのかもしれませんね。
ただ、ネットを日常的にヘビーに使っているとそうした「怖さ」は、「知らない」からこそ「怖い」のだということが分かってきます。
最近何かと話題のTwitterでも、有名人の「なりすまし」が横行していた時期がありました。
「おお! あの人もついにTwitterを始めたのか!」と最初は皆色めき立って騒ぎだすのですが、しばらくウォッチングしていると、どうもおかしいな、と気づくのです。
Twitterは日常的なプライベートな面が垣間見えるメディアですので、なりすましや偽装は比較的短期間でバレます。

劇中、OZの世界では「アカウントができること」と「リアル世界でできること」がほぼ同等なくらいにIT化が進んでいる世界という設定なので、アカウントを盗まれてパスワードを書き換えられてしまうと、それはイコール、リアル世界では何もできなくなることを意味します。
そういった「IT化推進による弊害」的なニュアンスと、先の「大家族と地域社会」「人と人との関わり・つながり」の世界観をストーリーに載せて対比させている点は印象的です。

●数学 諦めたら解けない

私は学生の頃から数学は大の苦手教科でした。今だってそうです。当時は「答えがひとつしか無い」ことに何の魅力も感じませんでした。むしろ答えがひとつしかない=融通が利かない、というネガティブなイメージを持っていました。それに比べて国語は多様な答えを受容できる教科だからいいよな、とか思ってました。
今から考えるとそれは違うんですけどね。

ある側面から見ると、数学や科学は「諦めなければ答えに近づく」とも言えます。
逆に国語などは諦めることが比較的容易な教科である、とも言えるのですね。
もっとゲーム的な思考で数学を捉えることができていれば、いまごろスーパープログラマーに・・・・は、無理かw

●まだ負けてない

「挑戦を諦めたときが、年老いたとき」と誰が言ったのかは知りませんが、万策尽きてもまだ何かやれることは無いかと足掻き続けることも必要ではないかと。
闇雲に諦めることを拒否し、挑戦し続けることに固執するのも合理的ではないと思いますが、無駄に見える足掻きのその先に、ゴールが待っている場合があります。

●花札 こいこい ゲーム好き

私、花札のルールを知りません。猪鹿蝶くらいは分かりますが、そもそもどうやったら勝ちなのかすら知りません(笑)
花札はもとより、ギャンブルというギャンブル全てを私はやりません。
理由は簡単。生産性がないから。
ギャンブルというのは「勝敗や結果が分からない状態」を楽しむものだと思います。そういう状態を楽しめる人だけがやるべきでしょうね。

●人脈 人と人とのつながり

いざという時にこそ、人脈がモノを言います。人脈とは単に「知っている」だけではダメ。持ちつ持たれつの関係を維持しつつ、礼節を忘れない間柄、とでも言うのでしょうか。
フリーランスになってからというもの、この人付き合いの難しさ・大切さが身に沁みて分かります。
劇中、重要人物であるおばあちゃんがあんなことになったりしましたが、それも普段からの人とのつきあい方があってこそ、周りが動くのだと思います。

●いけないことはお腹が空いていること一人でいること

「腹が減っては戦はできぬ」は本当だった。

●家族みんなでご飯を食べること

私はひとりで外食をすることは滅多にありません。最近では「おひとりさま」なんて言葉もあって、ひとりで外食される方が多くなってきたそうですが、私はやはり苦手です。
なぜ、ひとりで外食をすることに苦手意識を持つのでしょうか。
答えは簡単。ひとりで外食すると否が応でも「自分と対峙しなければならない」から。

「これ、おいしいね」と言える相手がいないということは、意識を向ける相手がいないということです。
宙ぶらりんになった意識は向ける相手がいないので、仕方なく自分に向いてしまいます。

食べる様子をじぃーっと見つめられると食べにくいのと同じで、例え自分であっても意識が絶えず自分に向いていると居心地が悪くなります。
だから無意識的に自分との対峙を避けようとするのです。
結果として、ひとりで外食をできるだけしないように行動するのでしょう。

サラリーマンが定食屋でひとりで食事をしている光景を思い浮かべてみてください。
大抵はマンガを読んでいるか、新聞を読んでいるか、携帯をいじっているか、どれかなのはそういう理由からです。

なんの話だ・・・・・・・・・・・(笑)

やっぱり食事はみんなで食べた方がいいよね、ということだった。うんうん。

「サマーウォーズ」 本編オープニング(5分バージョン)

また観ていないという人は、何としてでも観たほうがいいです。
まだDVDレンタルは「新作」扱いで高いかもしれません。
とっとと購入してみるのもいいかもしれません。ええ、ぜひそうしてください。

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