日経プレスリリースによると、大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、DNPのオリジナル書体である『秀英体』のデジタル化事業『平成の大改刻』を開始するそうです。
『秀英体』は、DNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体のひとつとして、DTPに従事するものにとっては一度は見たことのある書体ですね。
これまでも80年代の写植機メーカーへのライセンス、90年代後半の電子書籍への提供、05年の一般生活者向けワープロソフトへの提供、06年の高精細ディスプレイ表示用書体の開発と情報端末への搭載など、用途を拡張しながら、デジタル化が進められてきました。
今回開発するフォントは、デザイナーや編集者が、DTPソフトで秀英体を利用できるよう、08年以降に一般への販売も計画されているそうです。
DNPは06年10月に創業130周年を迎え、周年事業の一環として、「平成の大改刻」と称して行われます。
こういった古くても、シンプルで使いやすい書体が手軽に利用できる環境はぜひ歓迎したいものです。
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日経プレスリリース
DNP 大日本印刷(Flash版)
DNP 秀英体
10,000以上のフリーフォントがダウンロードできるサイト「Abstract Fonts」
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