以前「【design concierge】素材集販売ポータル『デザインコンシェルジュ』の”あの人”がついにブログをはじめました」という記事でご紹介した株式会社マイザの社長ブログ「神楽坂で働く社内ベンチャー社長のひとりごと」がものすごくおもしろい。
この1週間は「マイクロストックフォト業界」についての考察が続いていた。
ストックフォト エピソード マイクロストック
ストックフォト エピソード マイクロストック 第2回
ストックフォト エピソード マイクロストック 第3回
ストックフォト エピソード マイクロストック 第4回
ストックフォト エピソード マイクロストック 第5回
「マイクロストックフォト」というのは、いわゆる「低価格の売り切り型写真素材」です。
これまで「売り切り型写真素材(ロイヤリティーフリーフォト)」を扱っていたマイザとしては「マイクロストック」の低価格戦略はきっと面白くないはず。
とはいえ、時代の波でもあり、マイクロストックは市場のニーズを吸収し、じわじわと拡大してきています。
ここで指をくわえて見守っているわけにもいかず、かといって大胆にマイクロストック市場に入り込めば、これまで培ってきたロイヤリティーフリーフォトの市場を食いつぶしかねない。
ブログでは冷静な語り口調ながら社長の苦悩がじわりと浮き彫りになっています。
で、結局、これまでロイヤリティーフリーフォトを販売してきたマイザが、今後マイクロストック市場に対してどう打って出るのか。
今日、アナウンスがありました。
それが新ブランド「mamephoto(マメフォト)」です。
デザインコンシェルジュでは、明日11月1日より新ブランドmamephotoの発売を
開始します。mamephotoは、これからの活躍が期待できる新人クリエイターが
「使いやすさ」にこだわり撮りおろしたロイヤリティーフリー画像です。価格は、低解像度1,050円、高解像度2,100円とリーズナブル。
従来のロイヤリティーフリー画像に比べて格安の価格設定となっております。
mamephotoは、デザインコンシェルジュ限定販売のコンテンツです。第一弾はエコ、ビジネステーマを中心に361点が販売開始。
コンテンツは、随時、追加されます。
検索キーワードにmamephotoと追加していただければ、mamephotoのみ表示されます。
また、検索結果のサムネイルに緑の枠がついたものがmamephotoコンテンツです。※画像は11月1日以降ご覧になれますのでご了承下さい。
mamephoto(マメフォト)は、新鋭クリエーターの発掘と育成のために立ち上げるブランドです。
今まで、プロとして活躍したことのないカメラマンのデビューの場とします。
従って、実績のあるベテランの作品は含まれておりません。
また、すべて撮りおろし作品で既に販売されたことのあるコンテンツも含まれておりません。
mameは豆、童話「ジャックと豆の木」みたいな成長のイメージシンボルです。
価格は低解像度1050円、高解像度2100円と大変リーズナブルな価格設定となります。
この価格設定でもってマイクロストックブランドであると勝手に決めました。
既存のロイヤリティーフリーフォトとは一線を画すビジネスモデルですね。さすがです、社長。
若手カメラマンを起用することで、低価格に押さえ、かつ、既に販売されたことのあるコンテンツともかぶらない。
欧米のマイクロストック業者のように作品の質が玉石混淆にならないよう、マイザ側でしっかりと審査・管理されるでしょうから、クオリティーも落とすことの無いラインナップになることでしょう。
今後に期待したいと思います。
で、最後にちょっときになったこと。
「mamephoto」のロゴマークとロゴタイプがあるのですが、
どうしてまったく違うテイストなのだろう? と思いました。
せめて「芽」のシルエットだけでも揃えればよかったのではないだろうか。
シンボルとして、アイキャッチとして使うものだから、できるだけシンプルに、ひとつに絞ったほうがいいと思うのです。
素材商品には何ら関係ないですけどね。
こちらも素材探しに便利な検索のコツなどが紹介されていますよ。
神楽坂 勤のデザインコンシェルジュブログ