iPad Social

【APP】「読む」という行為の新しいカタチ iPadアプリ『Flipboard』

gladdesign 

2010年は電子書籍元年、と言われていましたがもうすでに2011年が終わろうとしています。
なのに未だに出版社やハードウェアメーカーや関係企業などの激しい主導権闘いが続き、規格は乱立したまま統一の気配すら無く、消費者にとっては何らメリットを見いだせず、ついには愛想を尽かして”自炊”が流行るとか、もう本末転倒過ぎてまだまだ「紙」からは離れられないのか、と落胆しておりましたが、iPad2を触っていたら「電子書籍早く!早くしてくれ!」と叫ばざるをえない心境に陥り、胸が張り裂けそうです(ちょっと嘘)。

いわゆる”自炊本”をiPhoneではあまり積極的に読もうと思わなかったのですが、iPadだとむしろ紙を根絶して全て電子化したいとさえ思えます。
単純に画面が大きい、というだけではない何かがそこにあるような気がします。

Newspaper

これまで情報収集のソースとしてテレビや新聞が君臨してきましたが、インターネットがインフラとなるにつれて、徐々にその役割を終えつつあります。
それは情報が「一方通行」だったテレビや新聞に対して、インターネット(ソーシャルメディアを含む)が持つ「双方向性」が圧倒的な「多様性」を生んだ結果とも言えます。

こうした時代の流れの中、そろそろ新しい情報閲覧・収集のスタイルが現れてきてもいい頃だと、早耳な人なら感じていたことでしょう。
その答えになりそうなアプリが『Flipboard』というiPadアプリなのです。

基本的な使い方はこちらの記事が参考になります。
“ソーシャルマガジン”アプリ「Flipboard」でiPadの神髄を垣間見る (1/2) – ITmedia +D PC USER

TwitterやFacebookはデフォルトで用意されています。

▼右上の赤いタグをタップすると様々なソースを加えることができます。

▼instagramもあります。

▼FFFFoundもあるし! これはうれしい!

▼こういう海外のアート系ニュースサイトをいれてみたり。

▼デザイン系ニュースサイトも。

▼National GEO Graphic

▼ELLE

▼アメコミ系のニュースも。

▼各記事をタップすると、個別に記事が見れます。サイトによってはあとで読む系のサービスのように見やすく加工してくれます。

▼もちろん、日本語もOK。
自分のGoogleリーダーを登録することで、まさに「自分仕様の新聞」に仕立て上げることが可能です。

「一方通行」な情報を単純に消化していくのではなく、自分の好みや興味範囲を取り込んだ内容にカスタマイズすることで、新たな思考の広がりが得られる、ような気がします。

Flipboard

Flipboardは、友達が共有している記事、写真をより速く、より美しく、Facebook、Twitterなどで閲覧できます。
ソーシャルメディアを雑誌のようなレイアウトでより読みやすく楽しく閲覧することができます。
記事と写真を友達と共有し、コメントを投稿、また記事にスターを付けて共有、お気に入り登録などができます。

Recommended Posts

TV

【TVドラマ】2025春(4月開始)ドラマリスト

2025年4月開始ドラマの中で個人的に気になったドラマ絞りに絞っての15本のリストである。
2025年前期の朝ドラ『あんぱん』(今田美桜主演)を除くと、突出して目玉となりそうな作品がないという寂しいラインナップ。
強いて言えば『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(多部未華子主演)が『私の家政婦なぎささん』のようなテイストに感じられ期待はしている。
あとは安定の日曜劇場が安定の阿部寛で臨む『キャスター』、瀕死のフジテレビの最後の徒花とならなければいいなと願う『続・続・最後から二番目の恋』(小泉今日子と中井貴一のダブル主演)に期待。

gladdesign 
MOVIE

【MOVIE】『怪物』(2023:日本)他者との対話で己を知ること

そのラベリングは正しいと言えるのか?
そんな問いを思い浮かべたのだが、観終わって、自分自身に自信がなくなってしまった。
他人の、ある一面だけを見て分かった気にならないように気をつけていても、見えていないことを理解することはとても難しい。
バイアスを持たずに、状況から事実だけを積み上げたつもりが、実は全く違う真相を持っていたりする。
事実がもしかしたら事実ではないかもしれない、と疑い始めたら、では何を信じればいいのだろうか?

gladdesign 
オールド・テロリスト
BOOK

【BOOK】『オールド・テロリスト』村上龍:著 幸福よりも大切なのは今と明日を生き延びること

戦争を経験した最後の世代が、後期高齢者となって現在の日本を憂い、革命を起こすべく立ち上がりテロを起こす。
そんな荒唐無稽な設定が、現実にあり得ないとは言い切れない、と思わせるほどのリアリズムで、精緻な筆致によって綴られている。
本書が刊行された2015年から10年経った2025年は、「団塊の世代」全員が後期高齢者になる。
戦後生まれの「団塊の世代」は戦争を経験していない先頭の世代である。
もう戦争を経験した世代が元気にテロを起こすことはないかもしれない。
だが、本作にはテロを起こすしかないと思えるほどの、ある感情が、今もなお日本を覆い尽くし、閉塞感を突き破るのではないかと問うているのだ。

gladdesign 

コメントを残す

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.