【もう中学生】子どもが中学生になった時の環境設定 #勉強編

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あっという間に令和になっちまいましたね。
[link]【子育て】ガクさん、12&小学校卒業
[link]【子育て】ガクさん中学校入学&ユノさん小学2年生進級
でお知らせしたとおり、長男が中学生になりました。
小学校とはまったく違う環境になることで、いろいろと調整が必要になりました。

そこで、準備としてやったこと、これからやることなどをまとめてみたいと思います。環境設定として大きく3つに大別しました。

(1)勉強
(2)スマホ
(3)課外活動

まずは(1)勉強編から書いてみます。
(2)スマホ編(3)課外活動編
は、別途記事にします。

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(1)勉強編

中学生になったら塾は必要?

小学生の内は塾へ通わせていませんでした。
理由は、まずなんといっても勉強嫌いであること。
本人がまったく行きたがりませんでした。
仲の良い友だちのほとんどが塾へ行っていても、本人は行きたいとは微塵も言いませんでした。

プリント学習

小学3年生から4年生にかけて、自宅で大量のプリント学習をさせました。
びっくりするぐらいの量をさせたので、なんとかいちおうは計算などできるようにはなったのですが、結果的には「勉強=嫌い」という図式が彼の中に出来上がってしまったようです。
これは私の責任・・・。

ちなみに、プリント学習は、こちらがとても使いやすかったです。
[link]ちびむすドリル【小学生】

無料でPDFをダウンロード、プリントアウトしてさせてました。
100均のバインダーファイルで10冊以上はあったと思う。
自覚的に勉強できるようになるまでには、とにかく「量」をこなさないと「質」にはならないので、とにかくたくさんやらせていましたね・・・。

プリント学習の難点は、
●親が毎回プリントを用意しないといけない
●親が丸付けなどフィードバックをしないといけない
ということです。

インクジェットプリンタのインク代もバカになりません。
仕事柄、日常的にプリンタを使っていたからよかったものの、普段使わない人にとってはこれだけでもハードルが高いでしょう。

丸付けなどにかかる時間も、仕事が忙しいとできなかったりして、コンスタントにいつも対応できるならよかったと思いますが、できたりできなかったりだと子どもも、どうせ見てもらえないならやらなくていいや、という風に流されてしまいます。
これはまあ、大人でもそうなるでしょうね・・・。

向き不向きの問題

向き不向きの問題もあります。
大体においてウチの子は自己主張が強すぎて大人の言うことなど聞く耳持ちません。
小学校という集団行動の場で、きちんとできていたのか甚だ疑問です。
そもそも集団授業という形式自体が、彼には向いていないのだと思います。

そんな状態で塾へ行っても、お金の無駄。
過去には塾ではないですが、スイミングスクールへ行ったと言ってウソをついてサボっていたこともありました。
そのときは一緒にサボった友だちとアイスを買い食いするなど、やりたい放題でしたので、スイミングスクールは辞めさせました。
本人もさほどやりたがっていたわけでもないですし。

良くも悪くも周りに流される傾向が非常に強いので、
よい友だちと巡り会えば切磋琢磨してくれる可能性もありますが、
こればかりは選べませんので。

ということで、塾通いは本人が強く希望すれば、まあ考えなくもないけど、というスタンスでいることにしました。

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塾に行かないで自宅学習って、ほんとにできるの?

はい、放っておいたらできないに5000点、はらたいらさん、さらに倍ドーン、です。
絶対にできないし、やらないのはわかりきっています。

塾通いの難点

塾通いでは、前述した「プリント学習」のような、プリントの用意や丸付けなどのフィードバックがないのでよさそうですが、他の親御さんの話しを聞くと、
●塾への送り迎え
でいろいろとやりくりされていたようです。
ウチの場合は送迎に関してはやろうと思えばできるけど、あとはコストの問題もあるし、という感じです。

フィードバックに関して、私自身は子どもに勉強を教える、というのがとてもやりたくなくて。
やりたくないというか、そもそもそれって勉強じゃない、と思っていて、私自身が人から何かを教わるというのがとても苦手な性格でして、自分のペースでやりたいというか。

子どもにはどうしたいかというと、「勉強のやり方を教える」というほうがいいと思っています。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方や釣れるポイントやコツを教える」ということです。

例えば、数学で正の数と負の数の計算の仕方、などは学校で習うことだし、教科書見れば書いてあることだし。
それをわざわざ親が説明するのは無駄だと思っていて、どうしても説明してほしいならNHKEテレでもやってるし、Youtubeでもやってるし、スタディサプリもあるし、と思ってしまいます。
[link]【公式】スタディサプリ中学講座|個別指導・映像授業で点数アップ

勉強そのものではなく、勉強のやり方、コツなどは教えてやれるのではないかと思っています。

自学自習のアイテム、「スマイルゼミ」をお試し

別途(3)課外活動編にもかかってきますが、長男氏、硬式野球のクラブチームに入ることになり、中学では運動系の部活はやらない、と言っています(そもそもクラブチームに入っている子は学校の野球部には入れない、歓迎されない、土日の試合だけ出れないような参加の仕方はよろしくない、ということのようです)。
そうなると、平日はちんたらして帰ってきて親が帰ってくるまではダラダラとゲームするに決まっています。
現にもう、中学校も授業が始まったというのにそうなってますし・・・・。

そこで、家で少しでも勉強に関わるようにと、タブレット学習の「スマイルゼミ」をお試しでやることにしました。

[link]タブレットで学ぶ中学生向け通信教育「スマイルゼミ」|【公式】スマイルゼミ

スマイルゼミの特徴やウリなどは公式サイトをご覧いただくとして、親としてこれはいいなと思った点は以下です。
●1 9教科が1台のタブレットで対応可能、塾に比べてコスパがよい
●2 タブレットが自分専用になる的な優越感をくすぐる仕様
●3 何をどれだけやったか、親がスマホアプリで確認できる
●4 メッセージのやりとりができる
●5 本人の学習状況やレベルに合わせて出題されたり、試験対策ができたりするっぽい

●1 9教科が1台のタブレットで対応可能、塾に比べてコスパがよい について

9教科あるといっても、主要な教科である国語、数学、英語、社会(地理・歴史)、理科ができればよい、と思う親も多いでしょう。ただ、学校で学ぶことの中で、いわゆる主要でない(と思われている)教科が実は大事だと、私は思っています。
主要でないと思われている教科(美術、音楽、技術家庭、体育)は、大学などでは「リベラルアーツ(教養)」としてひとまとめにされていたりもしますが、教養こそがこれからの次代を担う子どもたちには不可欠な要素です。

「知のコモディティ化」と言われ、知識は広く共有され、しかも検索によって簡単に知ることができるような世界になりつつあります。極端なことを言えば、それが何なのか知らなくてもググればいい、ということです。
ただ、ググるためには、どんな言葉でググればよいのか、ということを知っておく必要がある、つまり「教養」が求められるのです。

そして、正解を求めるだけなら、コンピューターやAI(人工知能)には、人間はかなわないのですから、これまで人間が行ってきた仕事は、これからどんどんAIで代行できるようになってきます。
そうしたとき、人間の役割はこれまでとは変化していくでしょう。
人間にしかできないこと、人間ならではの仕事をすることになります。

そういった仕事をするためには、その専門分野だけを極めていればいいわけではなく、むしろ違う分野にも知見を広げていないと、新しい発想や発見はできないのです。

ま、彼にそんな大層なことは期待していないのだけど(笑)

●2 タブレットが自分専用になる的な優越感をくすぐる仕様 について

他社のタブレット学習ツールやサービスは、ほとんどが「自分(親)の持っているスマホやタブレット」を使う仕様になっていますが、スマイルゼミは「専用タブレット」を購入(レンタル)して使用します。
これはジャストシステムの中でも議論されてきたようですが、ある程度大規模な数を相手にしたサービスですから、均一のサービスを提供するためには、独自設計のタブレットが必要だったのでしょう。

学習する上では手書きで解答することが必須です。
今の時代、手書きしなくてもいいだろ、という意見もあるでしょうが、まだまだ子どもが学習する過程において、文字を手で書く作業は脳への刺激となって定着に役立つはずです。おそらく探せばそういった科学的根拠も見つかると思います。

[link]手書きのメモを残すことで本当に頭が良くなるものなのか? – GIGAZINE
[link]手書きノートはタブレットより脳への負担低、コクヨS&T調査 | リセマム
[link]なぜタイピングより「手書き」は効き目があるか | ライフハッカー[日本版]
[link]手書きが創造性を高める科学的な理由 脳に記録する機会が増える?ライブドアニュース
[link]脳をハイパーにする手書きのスゴさ – NAVER まとめ

端末自体はAndroidタブレットのようです。
私はこれまでAndroid端末を持っていないので、ほぼ触ったことがありません。
まあ、フィルタリングとかは大丈夫なんだろうと思うしかないです。

●3 何をどれだけやったか、親がスマホアプリで確認できる について

個別の教科について、あれこれとフィードバックを毎回することは無理だけど、毎日ちゃんとやってんのか、これ、という意味での見守りは必要でしょう。
スマイルゼミは見守りアプリがあり、親のスマホにインストールすることで、何の教科をどれくらい(単元数、時間)やったのかを確認することができます。
とはいっても、確認できるのは概要なので、本当にこいつ理解できてるのか・・・・と思うことはあります(笑)

●4 メッセージのやりとりができる について

この見守りアプリ上でメッセージのやりとりもできます。
別記事の(2)スマホ編 でも触れますが、子ども用にLINEアカウントを作ったので、メッセージのやりとりはLINEでもできるのですが、ここでは主に学習に関しての励ましに使用しています。

●5 本人の学習状況やレベルに合わせて出題されたり、試験対策ができたりするっぽい について

これは本人が使っているので、なかなかこちらからは分かりにくいのですが、どうやら出題された問題に対しての正答率などから、苦手分野を解析して、そこを重点的に繰り返し出題していくことで、苦手分野を克服できる的なメカニズムがあるようです。
今のところは、まだ授業も始まったばかりですので、様子を見ていますが、本人はタブレットがオススメしてくるものをなんとなくやっている、という状態のようです。
この「オススメ機能」はウチの子には合っているようです。
そもそも促されないと机に向かうということが無い状態なので、少しでも取りかかるきっかけがあるだけでも違います。

また、中間テストや期末テストの前には試験期間モード(みたいな感じ)になるようで、テストの日程などを登録するとそれに合わせて対策問題が出てくるなどの機能があるようです。
ウチの子の中学では今年から1学期に限り中間テストが無く、期末テストのみになるようで、まだその機能は試せていないですが・・・。

というように、メリットはコストの割にはいいのではないか、と考えています。

とはいえ、懸念がないわけではありません。
前述したように、タブレットがオススメしてくるものを、ただ漫然とこなしているだけの状態が続いてしまうと、本当の意味での「自学自習」にはならないと思いますので、いまは「学習習慣をつける」という位置づけで、過度な期待はしないでおこうと思っております。

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