
不作クールかと油断していたら、とんでもない。
大豊作クールであった。
結局リストアップした9作全て最終話まで完走した。

DOCTOR PRICE
DOCTOR PRICE
DOCTOR PRICE|読売テレビ https://www.ytv.co.jp/doctorprice_drama/
DOCTOR PRICE | TVer https://tver.jp/series/sr0s4lfvfa5
7月6日(日)22時30分〜
読売テレビ
医師専門の転職エージェント「ドクタープライス」を舞台に、医療現場の裏側や医師たちの葛藤、そして患者や家族との人間模様を描く社会派ドラマ。主人公は理想と現実の狭間で揺れ動きながら、医療の価値や命の重み、そして人生の選択に向き合っていく。現代医療の課題や働き方改革にも切り込む、新感覚の医療ヒューマンドラマ。
漫画原作ということもあるのか、やや荒唐無稽な設定やストーリーではあったが、毎回のどんでん返しが心地よい。
絶対にTBSの日曜劇場を意識して作られた演出は好き嫌いが別れそうだが、私にはハマった。
・暗い過去を持つ主人公
・金を稼ぐ能力ずば抜けている主人公
・相棒役女優が実力派
・計算され伏線から回収まで綺麗すぎる脚本
・完全にTBS日曜劇場を研究した建て付けとキャスティングとBGM
#DOCTORPRICE
こんばんは、朝山家です。|朝日放送テレビ
こんばんは、朝山家です。|朝日放送テレビ
『こんばんは、朝山家です。』|朝日放送テレビ https://www.asahi.co.jp/asayamake/
こんばんは、朝山家です。 | TVer https://tver.jp/series/srjibm6acr
7月6日(日)22:15-23:09
テレビ朝日系
脚本家で映画監督の足立紳が、自身の連載日記「後ろ向きで進む」をベースに執筆したオリジナルストーリー。W主演の中村アンと小澤征悦が夫婦役を演じる。“キレる妻”朝子(中村)と“残念な夫”賢太(小澤)という衝突不可避の夫婦が、罵倒と叱責、ときどき愛で家族の難題を切り抜けていく、一家奮闘の物語が描かれる。
基本的に中村アン演じる「イライラする妻」に共感しつつ、小澤征悦演じる「イライラさせるダメ夫」にも少しだけ理解できるところがあった。その自覚をしてしまったら、もうあとは観るしかなかったのである。
自閉傾向があり学校に行かないなどいうことを聞かない息子、キレ散らかす思春期の娘、煮え切らない夫、常にイライラする妻、という構図は、どの家庭にも構成は違えど似たような普遍的な要素があるのだろう。
その普遍性は「家族」という特殊な関係性を浮かび上がらせている。
遺伝的には繋がりのない人間同士が付き合い、結婚し、家族を形成する。さらに遺伝的に繋がりのある子供が加わり、家族が大きくなる。
似ていたり、似ていなかったりする人間同士が、平均的には子供が成人するまでの約20年近くを、非常に近い距離感で過ごすわけで、コミュニケーションがずっと良好な時ばかりではないはず。
その変化を一喜一憂し、味わうのもの人生であり、苦しいなら俯瞰して眺めるだけでもいいのだろう。
そうした考えは、まるで朝山家が鏡のように見せてくれた人生の一端があったからこそ、生まれるのだ。
明日はもっと、いい日になる – フジテレビ
明日はもっと、いい日になる – フジテレビ
https://www.fujitv.co.jp/ashitawamotto/
明日はもっと、いい日になる | TVer https://tver.jp/series/src5g55gv1d
7月7日(月)21時~
フジテレビ
児童相談所を舞台に、子どもや家族が抱える様々な問題に向き合う新人職員の成長と奮闘を描くヒューマンドラマ。理想と現実のギャップに悩みながらも、子どもたちの未来のために奔走する主人公や仲間たちの姿を通じて、家族の絆や社会の在り方を問いかける感動作。人間の温かさや希望を丁寧に描き出す。
児童相談所のリアルはこんなものではなく、とても公共の電波で流せるものではない、とは思う。そうした意見はSNSでも批判的に湧き上がっている。
だが、表現しなければ、広く知れ渡ることもなく、その社会的機能はうまく機能しなくなってしまう。
スタッフも「きれいごとばかり」という批判は当然覚悟の上での制作だったのだろうと思う。
それでもやはり描くべき意味がこのドラマにはあったと思う。
誘拐の日|テレビ朝日
誘拐の日|テレビ朝日
https://www.tv-asahi.co.jp/yuukainohi/
誘拐の日 | TVer https://tver.jp/series/srsotysrjz2
7月8日(火)21時~
テレビ朝日
ひょんなことから少女を誘拐してしまった冴えない男と、天才的な頭脳を持つ少女が繰り広げる逃走劇。二人の奇妙な絆と成長、そして事件の裏に隠された真実が明かされていくサスペンスドラマ。ユーモアと緊張感が交錯する中、予想外の展開と人間ドラマが描かれる。原作はベストセラー小説。
韓国のテレビドラマのリメイク、ということで、どうりでちょっと日本離れした急展開が多いなと感じたが、概ね面白かったし、リアリティラインギリギリで最終話まで完走。
魅力はやはり令和の天才子役・永尾柚乃ちゃんの演技だろう。役柄でも天才の子供役だったが、リアルでも台本は一度読んで寝て起きたら覚えている、という天才ぶりを発揮しているらしい。
そして平成の天才子役・安達祐実との共演も話題になっていた。
大追跡~警視庁SSBC強行犯係~|テレビ朝日
大追跡~警視庁SSBC強行犯係~|テレビ朝日
https://www.tv-asahi.co.jp/daitsuiseki/
大追跡~警視庁SSBC強行犯係~ | TVer https://tver.jp/series/srx46vrn38v
7月9日(水)21時~
テレビ朝日
警視庁SSBC(特殊事件捜査部強行犯係)を舞台に、個性的な刑事たちが凶悪事件の真相解明に挑む本格刑事ドラマ。最新の科学捜査や心理分析を駆使し、複雑化する犯罪に立ち向かう姿を描く。チームワークや人間関係の葛藤、刑事たちの信念と成長も見どころ。迫力の捜査シーンと人間ドラマが融合する。
何を書いてもエンタメになる福田靖脚本だけあって、毎回ちゃんと面白かった。
テレビ朝日が『相棒』に次ぐ大シリーズに育てようと目論んでいるとの噂があったが、さにあらんや、大成功ではないだろうか。
現代捜査の基本中の基本となる防犯カメラ映像からの追跡という、地味ながらも地に足のついた設定は、シンプルでわかりやすい。まさにテレビドラマにうってつけの題材である。
それでいて、毎回違った趣向を凝らしたトリックや新技術も登場し、飽きさせない。
主人公・相葉くんがキャリア組で叔父が元警視総監で、というお約束の件もちゃんとあり、安心感が半端ない。
最後の鑑定人 – フジテレビ
最後の鑑定人 – フジテレビ
https://www.fujitv.co.jp/saigonokanteinin/
最後の鑑定人 | TVer https://tver.jp/series/srnmgdpbnk5
7月9日(水)22時 ~
フジテレビ
科学捜査研究所出身の鑑定人が、難事件の真相を科学と人間観察で解き明かしていくミステリードラマ。証拠や鑑定結果に基づき、事件の裏に隠された人間模様や動機に迫る。主人公の鋭い洞察力と冷静な判断、そして仲間たちとの絆が物語を彩る。リアルな法科学の世界を描く新感覚サスペンス。
藤木直人が偏屈な科学者を演じる、という点が懸念点であったが、最終話まで完走。ややリアリティラインに疑念を生じさせる演出がないわけではなかったが、科学を信じる、という真っ直ぐすぎる太いテーマがあったおかげで、分かりにくくなることはなかった。
原作をまだ未読なので、どこまでを映像化したのかは不明だが、続編も十分にありうる作りになっていた。
日曜劇場『19番目のカルテ』|TBSテレビ
日曜劇場『19番目のカルテ』|TBSテレビ
https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/
19番目のカルテ | TVer https://tver.jp/series/sryqn6v5zpo
7月13日(日)21時〜
TBS
総合診療科の医師が、さまざまな症状や悩みを抱える患者と向き合い、病気の背景にある人生や家族の問題にも寄り添いながら診療していくヒューマンドラマ。患者との対話やチーム医療の重要性、医師としての使命感と葛藤を描き、医療現場のリアルと人間の温かさを伝える感動作。
「松本潤主演、初の医師役」と聞いて不安視したのは私だけだろうか。
だが、それは杞憂に終わった。
将軍様でもなく、腕利の弁護士でもなく、ただ患者の話を聞いて寄り添う医師が、彼にこんなにもハマるとは。
漫画が原作ではあるものの、脚本は非常に丁寧に作られていたのではないかと推察する。
#19番目のカルテ
僕達はまだその星の校則を知らない | 関西テレビ放送 カンテレ
僕達はまだその星の校則を知らない | 関西テレビ放送 カンテレ
僕達はまだその星の校則を知らない | TVer https://tver.jp/series/sr44lnyslx
2025年7月14日(月)22:00-22:54
フジテレビ
共学化したばかりの高校を舞台に、スクールロイヤーとして赴任した主人公が、生徒や教師たちの悩みやトラブルに向き合いながら、学校改革に挑む学園ヒューマンドラマ。多様な価値観が交錯する中で、成長していく若者たちの姿や、教育現場の課題をリアルに描く。
非常に良い。世界観、雰囲気、ストーリー、キャスティングなど全方位に高品質でとても良かった。
「スクールロイヤー」という聞きなれない存在は当初、客寄せ的なアドバルーンかと思われたが、ストーリー上必然性があった。法律という秩序だった世界を構築するものと、主人公・白鳥健治(磯村勇斗)の特性の相性が合っていたこと、それゆえに起こした少年期の突飛な行動、それが大人になって弁護士になりつながって・・・。という「宇宙の法則」に則っているという美しい循環の輪。
全てが丸く収まるという世界観は、随所に散りばめられた宮澤賢治の言葉や脚本や演出、音楽と相まって、非常に美しく、その纏う「空気感」は独特で最高であった。
歳をとるにつれ、もう学園ものはちょっと・・・と敬遠していたのだが、それは若者たちのキラキラした姿を見ることに耐性がないから、という自覚をようやくはっきりと持ち始めることができた。
昭和の時代とは違い、今の時代の中高生くらいの年齢の彼らには、彼らなりの苦しさや生きづらさがあるのだろう。それを共感することも難しいし、解決できることはほぼ無いに等しい。だが、彼らがやることを見ていることはできるかもしれない。ただ、見ているよ、と声をかけるくらいならできるかもしれない。
法律でなんでも解決できるわけではないし、全てが白か黒かではっきりと判断できることばかりではない。
世の中にはあらゆるムムスがひしめいている。
そんな時はどうか、耳たぶスイッチを切り替えて、夜には星空を眺めるとしよう。
木曜ドラマ『しあわせな結婚』|テレビ朝日
木曜ドラマ『しあわせな結婚』|テレビ朝日
https://www.tv-asahi.co.jp/shiawasena-kekkon/
しあわせな結婚 | TVer https://tver.jp/series/srje7d6tzp
7月17日(木)21時〜
テレビ朝日
独身主義を貫いてきた敏腕弁護士と、秘密を抱えた妻との結婚生活を描くマリッジサスペンス。互いに秘密や葛藤を抱えながらも、夫婦として向き合う中で次第に明かされていく真実と、二人の関係の行方が見どころ。結婚の意味や家族の在り方を問い直す、大人のラブストーリー。
結婚は勢いでするものであるが、それを続けていくには何が必要なのか、という命題だったのか。
妻が抱える大きな秘密を知ってもなお、夫は妻を愛し続けることができるのか――。
その秘密がどんなものなのかによる、という人もいれば、どんな秘密でも受け入れる、という人もいるだろう。
夫婦でいることを継続するには、どう転んでも「どんな秘密でも受け入れる」という選択しかない。
であれば、ドラマで描かれるのは「どうやって受け入れるのか」という点に集約される。
ややエキセントリックな妻の日常の行動や言動はまだしも、一癖も二癖もありそうな義実家との付き合い、そして妻の過去。
どれをとっても「ちょっと自分には無理」と思えてしまうような「クセつよ」が目白押しである。
そんな状況を、時に軽やかに、時にお茶目に乗り越えていくのが、夫であり人気弁護士でもある原田幸太郎(阿部サダヲ)。
彼が乗り越えることができたのは、やはり「武器」を持っていたからだろう。
弁護士という特権、テレビに出演して人気のあるコメンテーターであるという地位、それに伴う経済的余裕。
世の多くの「持たざる者たち」にはどうしてもファンタジーに見えてしまうのは仕方がないのかもしれない。
舟を編む 〜私、辞書つくります〜
舟を編む 〜私、辞書つくります〜
6月17日(火) 22:00〜22:45/NHK総合<全10話>
舟を編む 〜私、辞書つくります〜 – NHK辞書作りにかける情熱を描いた、三浦しをんのベストセラー小説を連続ドラマ化。大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり(池田エライザ)は雑誌の廃刊が決まり、突如辞書編集部に異動に。上司の馬締光也(野田洋次郎)らくせ者ぞろいの同僚に翻弄されながらも、次第に彼らの根気と熱意に触発され、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。
6月から放送開始ではあるものの、クール的には夏クールに含めてよいだろう。
2024年のBSでの放映時には、一部見逃し(録画失敗)があって、完走できていなかったため、満を持しての鑑賞。
まずなんと言っても脚本が本当に素晴らしい。完璧。一切無駄なシーンがない完全なパッケージング。周到に用意された伏線と、忘れた頃に回収してくる粋なセンス。
言葉の重み、鋭さ、優しさ、温かさをこんなにも感じられるドラマは他にないのではないか。
・原作小説の世界観を踏襲しながらも、新キャラも含めてオリジナルに近いくらいの「脚色」がなされているが、非常に良い感じになっている。
・バイトのまえだまえだは原作にはいない
・松本先生を柴田恭兵が演じるとは x.com/nhk_dramas/sta



舟を編む (光文社文庫)
三浦 しをん(著)

DOCTOR PRICE(1) (アクションコミックス)
有柚まさき(著), 逆津ツカサ(著)

ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!! ままならない人生を後ろ向きで進む
足立 紳(著), 足立 晃子(著)

誘拐の日 (ハーパーBOOKS)
チョン ヘヨン(著), 米津 篤八(翻訳)

最後の鑑定人 (角川文庫)
岩井 圭也(著)

19番目のカルテ 徳重晃の問診 (1) (ゼノンコミックス)
富士屋カツヒト(著), 川下剛史(企画・原案)










