雑想ノート

【住宅購入】マンション購入の際に気づいた点など

gladdesign 


Photo by d’n’c

そんなわけで引越をしたわけですけれど、まだまだすべての荷解きが終わっておりません。かなり荷物を減らしたつもりだったのだが、それでもまだ多かったようですわ。

マンションを買う、なんてまだまだ先、というか、多分無理だろうなあ、とぼんやりと考えていたのだが、どうにか購入に至ったので、その辺りのことをつらつらと書いてみようと思います。
長くなったので、興味ない人はスルーしといてくださいな。

そもそも、2006年3月に福岡から横浜へ移住してきたわけですが、そのときはもう家探しとかやってる時間もなく、限られた時間の中で妻が頑張って探してきてくれた賃貸マンションだったのでした。

環状線に沿って建つその賃貸マンションはいちおう3LDKで、近辺の相場から考えると少し安かったのでした。駐車場代込みで128,000円/月でした。近所にいろんな店もあるし、駐車場は1階部分だったので屋根付きだし、道路に面した部屋は、晴れた日などはかな〜り気持ちのいい明るさだし、こう書くといいことづくめのようですが、実際入居する前はそう思っていたのでした。

実際に入居してみて気づいたのが、環状線に面した部屋は騒音がひどかった。特に夜半過ぎに爆音で走り去る阿呆どもの音はすさまじかった。会話の声が聞こえないほどの音量もざらにあった。

さらに日当りのよい部屋は、夏には灼熱地獄と化し、エアコンがリビングにしかなかった当時は冷気を扇風機で送ったり、冷風機を足下に置いたりと、涙ぐましい努力をしないととても仕事などできない状態だったりした。MacもG4MDDなのでファンの音がすごいし、放熱もかなりありましたんでね。

さらにさらに道路に面したバルコニーは、1〜2日経つとうっすらと黒い煤が積もります。放っておくと触れただけで真っ黒になります。それくらい車の煤汚れがひどかったのです。当然、草木も育ちません。日当りが良すぎるという要素もあったとは思いますが。

そして息子が誕生。
予想外。部屋が狭い、ということに気づきました。
子どもを育てるには、決していい環境じゃないよね、ということで夫婦の意見が珍しく一致し、
「家、買いたいよね〜」
と口癖のように繰り返していたのでした。

そんな状況で、何度か新築マンションのモデルルームを巡ったりしました。といってもそんなに必死になって見まくった、というわけではなく、何となく、チラシが何度もポスティングされるので、ちょっと見てみる? くらいの軽いノリで。

とても買えそうにないくらいのハイソサエティなグレードのお高いマンションも廻ってみました。お値段を聞いただけで、なんだかここにいるのが申し訳ないような気持ちになりながら、「あ〜ちょっと予算オーバーだねえ」などと言いながらそそくさと退散したのでした(笑)

そんな時、今年の3月頭くらいでしょうか。いつもの軽いノリで「このマンション値下げしてるみたいだから、行ってみない?」という妻の言葉に適当に相づちを打ちながら見に行きました。

昨年11月に完成して、半分ちょっと売れていたマンションでした。それが後々購入することになるとは、そのときは全く考えていませんでした。

私は自営業者なので、どうせ住宅ローンは組めないだろう、と思っていました。年収だって、同年代のサラリーマンと比べたら少ないだろうし。
ただ、妻は買う気マンマンでした(笑)
資格持ちなので、融資に関しては自信があったようです。
二人の連名(共同名義)でなんとかならないか、と考えていたようで、モデルルームを見る目も真剣そのもの。

購入する際に担当してくれた営業マンさん(以下Uさん)とはいろいろとお話をさせていただきました。
そこで聞きかじったこと。

・不動産を購入するときに注目しておくべきなのは、物件そのものよりも不動産会社の信用度。いくらいい物件でも不動産会社が潰れたら物件そのものの価値も下がり、あとで売ることもできなくなる。

・住宅ローンは今は銀行が貸し渋りをしている時期なので、借りるのは難しいが、収入があれば借りれないことはない、らしい。年収が低いからと言ってあきらめずに、とりあえず聞いてみるほうがいい。

・住宅ローンは、銀行ローンとフラット35を併用するとよい。金利は銀行ローンの方が低いので、できるだけ多く借りられるように調整する。

・目いっぱい借りられるだけ借りる。とりあえず35年で組む。融資が降りたらガンガン繰り上げ返済したり、少しでも金利の低いところに組み替えたり、できる限りの工夫をしていく。

などなど。
物件そのものの話よりも、住宅ローンを通すこと、金策についてはいろいろと手段がある、というような話が多かったです。
私としても、間取りや設備よりも、そもそも住宅ローンが組めないと話が進まないしなあ、と思っていたので、そういう面ではいろいろと相談できる関係づくりができたので、購入するならここだなあ、とその時すでの考えたのでした。

というわけで、金策はまあどうにかなるさと、いつものように楽観視できたところで、次回は間取りなどについて。

※冒頭の写真は全く関係ありませんのであしからず。


Recommended Posts

TV

【TVドラマ】2025春(4月開始)ドラマリスト

2025年4月開始ドラマの中で個人的に気になったドラマ絞りに絞っての15本のリストである。
2025年前期の朝ドラ『あんぱん』(今田美桜主演)を除くと、突出して目玉となりそうな作品がないという寂しいラインナップ。
強いて言えば『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(多部未華子主演)が『私の家政婦なぎささん』のようなテイストに感じられ期待はしている。
あとは安定の日曜劇場が安定の阿部寛で臨む『キャスター』、瀕死のフジテレビの最後の徒花とならなければいいなと願う『続・続・最後から二番目の恋』(小泉今日子と中井貴一のダブル主演)に期待。

gladdesign 
MOVIE

【MOVIE】『怪物』(2023:日本)他者との対話で己を知ること

そのラベリングは正しいと言えるのか?
そんな問いを思い浮かべたのだが、観終わって、自分自身に自信がなくなってしまった。
他人の、ある一面だけを見て分かった気にならないように気をつけていても、見えていないことを理解することはとても難しい。
バイアスを持たずに、状況から事実だけを積み上げたつもりが、実は全く違う真相を持っていたりする。
事実がもしかしたら事実ではないかもしれない、と疑い始めたら、では何を信じればいいのだろうか?

gladdesign 
オールド・テロリスト
BOOK

【BOOK】『オールド・テロリスト』村上龍:著 幸福よりも大切なのは今と明日を生き延びること

戦争を経験した最後の世代が、後期高齢者となって現在の日本を憂い、革命を起こすべく立ち上がりテロを起こす。
そんな荒唐無稽な設定が、現実にあり得ないとは言い切れない、と思わせるほどのリアリズムで、精緻な筆致によって綴られている。
本書が刊行された2015年から10年経った2025年は、「団塊の世代」全員が後期高齢者になる。
戦後生まれの「団塊の世代」は戦争を経験していない先頭の世代である。
もう戦争を経験した世代が元気にテロを起こすことはないかもしれない。
だが、本作にはテロを起こすしかないと思えるほどの、ある感情が、今もなお日本を覆い尽くし、閉塞感を突き破るのではないかと問うているのだ。

gladdesign 

コメントを残す

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.