POSTER MUSEUM じっくり鑑賞したくなるポスターデザイン (単行本)
ビー・エヌ・エヌ新社
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秀逸なデザインのポスター、292作品を収録した、デザイン・コレクションブックです。
「音楽、舞台、映画」「宣伝、キャンペーン、企業ID等」 「展覧会、コンクール、フェスティバル 等」「社会的メッセージ」と、4つのカテゴリーに区分して、作品を紹介します。
展示会で飾られるか、もしくは、個人的に収集しなければ、ゆっくりと見ることができないポスターを、そのデザインの隅々まで、鑑賞することができます。
さまざまなデザインワークスの、アイデアソースとして役立つ1冊です。
ポスターには広告デザインの原点が詰まっているメディアだと思います。
ワンコピー、ワンビジュアルで構成されたものは特に、見る者にそのメッセージが届いた時の深度・震度という点において、他メディアと比べて「自由」が大きいと思います。
そうした「自由」度が高い分、作る側としては難しくもあり、またやりがいもあるのですが、昨今の不況下ではこうした広告そのものへの不信感もあり、数としては減ってきています。
不信感、といってもそれはスポンサーサイドの解釈であり、主には効果測定のしにくさや、費用対効果が見えづらいといったマーケティングに起因するものでしょう。
消費者へのメッセージの届け方、という視点で言えば、これほど難しくこれほど「見る人を選ぶ」広告も、他にはないだろうと考えています。
いわば「広告デザインの基礎」であり、原点でもあるわけです。
今後はデジタルサイネージに代表されるように、紙媒体からデジタル媒体へシフトしていく時代の流れがありますが、こういった基礎や原点というものは不変(普遍)の要素が詰まっていますので、身につけておくべきスキルでありセンスでもあると思いますね。
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