顧客を呼ぶ!デザイン性の高い折込チラシを業種別に特集
新聞購読者の約9割が目を通すという折込チラシ。広告不況の中でも、商品の“売り”にフォーカスしたデザインで、狙った顧客へダイレクトに響くチラシの強さが、いま見直されています。本書では東京・大阪で配布されたチラシの中から、ターゲットに響くデザイン性に優れた作品を業種別に紹介。顧客獲得に成功するチラシの色使い、レイアウトの傾向を効率的に俯瞰できる1冊です。
新聞を購読していない世帯が増加している中、折り込みチラシへの需要や期待も縮小傾向ではあると思います。
ただ、それでもやはり非ITな世帯ではネット広告は届きませんし、TVCMでは伝えきれない商材の場合、こうしたアナログではあるが現時点でもっとも到達度の高いツールといえば、折り込みチラシになるのも現実。
おそらく(まったくの個人の感覚ですが)ウェブデザインからクリエイティブ業界に入った(現時点で)若い人には、馴染みが無いカテゴリーだと思います。そのうちこうしたチラシのノウハウも稀少価値が出てくるかもしれませんね。
私自身は現在は関わっていませんが、過去に「流通モノ」といわれるチラシ制作に携わったことがあります。
「流通モノ」とは、スーパーや百貨店などの「流通業」のチラシです。
「流通モノ」はとにかく折り込みチラシの中でも特に時間的制約が厳しく、とにかくハードな仕事でした。
体力的にもそうですが、精神的にもキツイですね。
これは経験しないと分からないかもしれませんが、あまり好んでやる部類ではないですな・・・(;^ω^)。
車関係のチラシもやったことがあります。
このときの代理店だけかもしれませんが、やたらと「車の影」にこだわって、なんども修正した記憶があります。
「車の影」というのは、文字通りなのですが、車の写真画像(支給されるポジ)を配置した位置にぼかした影をつけるのですが、担当者によって指示がバラバラで、スミベタのぼかしていない影でいいという人と、CGなみにリアルな影を作れという人と、いろんなこだわりがあるようで・・・。
実際、影で売上が変わるわけではないと思うのですがね・・・・。
WEBデザインであれば、ネット上にウェブデザインギャラリーなどがいくつもあるので、参考にしようと思えばいくらでも見ることができますが、印刷物、特に折り込みチラシは地域性もあるので、閲覧しようとするとかなり難しいものです。
そういった意味ではこういう「チラシデザインギャラリー」的な資料本は貴重ですね。
贅沢を言えば、書籍の紙質や画質を落として、コストを下げて、書籍の価格を下げていただけると嬉しいのですがね・・・・。
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