2024年7月開始ドラマの中で個人的に気になったドラマリストである。
今クールは絞りに絞って11本。プラス朝ドラ『虎に翼』。
大河ドラマ『光る君へ』は脱落した。
- ブラックペアン シーズン2
- 降り積もれ孤独な死よ
- 素晴らしき哉、先生!
- 団地のふたり
- 海のはじまり
- 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
- 新宿野戦病院
- 笑うマトリョーシカ
- 錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜
- しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜
- GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜
Contents
●日曜日
『ブラックペアン シーズン2』
2024年7月7日スタート 毎週日曜夜9:00-9:54/TBS系
日曜劇場「ブラックペアン」(2018年)の続編として、再び二宮和也が主演を務めるメディカルエンターテインメント。シーズン1から6年後の物語を描く。渡海(二宮)が東城大を去って6年。一人前の外科医として歩み始めた世良(竹内涼真)たちの前に、渡海とうり二つな世界的天才外科医の天城(二宮)が現れる。
前作シーズン1の原作は『チーム・バチスタの栄光』の海堂尊先生。
シーズン2は『ブレイズメス1990』 『スリジエセンター1991』を基に描かれるらしい。
ブレイズメス1990 (講談社文庫 か 115-5)
スリジエセンター1991
ということはハズレはないということだ。
『降り積もれ孤独な死よ』
2024年7月7日スタート 毎週日曜夜10:30-11:25/日本テレビ系
井龍一原作、伊藤翔太作画の同名漫画を実写化したヒューマンサスペンス。成田凌演じる刑事・冴木仁が、13人の子供の白骨死体が見つかった通称・灰川邸事件発生から7年後、東京で起きた一人の少女の失踪事件に迫る。灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び姿を現し、錆びた歯車が動き出す。
漫画原作ものなので、リアリティラインがどの程度なのかによって、トーンが決まるが、果たしてどうだろうか。
予告を見る限りでは良さそう。
『素晴らしき哉、先生!』
2024年8月スタート 毎週日曜夜10:00-10:54/テレビ朝日系
生田絵梨花が主演を務め、脚本・演出を宅間孝行が担当するオリジナルドラマ。Z世代の高校教師・笹岡りお(生田)は夢と希望を胸に教育現場に飛び込むが、その過酷さは想像を絶し、2年目にして退職を考えるほど。生徒や保護者、同僚など、あらゆる人間関係の板挟みになる中、辞め時を探しながらも生徒のために奮闘していく。
現代的な教師像をテーマにしたお仕事ドラマという建て付けか。
それだけではやや厳しいと思うので、プラスアルファの何かが欲しいところ。
「生田絵梨花が地上波連続ドラマ初主演に挑む!」
とデカデカと打っているが、逆に考えればそれしか引きがないということか。
『団地のふたり』
2024年9月1日スタート 毎週日曜夜10:00-10:49/NHK BS、NHK BSプレミアム4K
NHK
小説家・藤野千夜の同名小説を小泉今日子×小林聡美主演でドラマ化。50代、独身、実家暮らしである幼なじみの野枝(小泉)と奈津子(小林)の温かくユーモラスな友情物語。結婚や仕事などでさまざまな経験をし、訳あって生まれ育った団地に戻ってきた二人が“団地コミュニティ”で助け合いながら暮らす姿を描く。
キャスティングだけで観たくなる、というのは強い。
原作も魅力的なら、面白くないわけがない。
団地のふたり
●月曜日
『海のはじまり』
2024年7月1日スタート 毎週月曜夜9:00-9:54/フジテレビ系
目黒蓮が月9初主演を務め、「silent」のチームが制作する“家族”の物語。月岡夏(目黒)は、大学時代に南雲水季と付き合っていたが、突然彼女から別れを切り出され別れる。7年後、水季が亡くなり葬式へ向かった夏は、海(泉谷星奈)という名の6歳の女の子と出会う。夏は、海が水季の子で、父親は自分だと知る。
あの『silent』『いちばん好きな花』の生方美久脚本である。
主演が目黒蓮である。ヒロインは有村架純である。
これだけで観る価値があるというもの。
今回は親子愛、家族愛がテーマとなる模様。
初回から30分拡大。リアタイしたいが21時台は厳しいな。
●火曜日
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
2024年7月9日スタート 毎週火曜夜10:00-10:50/NHK総合ほか
NHK
作家・岸田奈美の家族を巡る自伝的エッセーを河合優実主演でドラマ化。ベンチャー企業家だった父が急逝し、母は突然車いすユーザーに、弟はダウン症、祖母は物忘れの症状が現れるなど、困難が次々訪れるからこそ「家族」というものに真剣に向き合い続けたある一家を描く。ほか出演は、坂井真紀、吉田葵、錦戸亮、美保純ら。
2023年にBSで放送され、満を持して地上波での放映。
今最も旬な俳優:河合優実の連続ドラマ初主演作。
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
●水曜日
『新宿野戦病院』
2024年7月3日スタート 毎週水曜夜10:00-10:54/フジテレビ系
小池栄子と仲野太賀がW主演を務める、“緊急医療”エンターテインメント。ある日、新宿・歌舞伎町にたたずむ病院に、アメリカ国籍の元軍医、ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池)が現れる。彼女は美容皮膚科医で、港区女子と派手に生きる高峰享(仲野)の生き方に変化をもたらしていく。脚本は宮藤官九郎が手掛ける。
クドカン(宮藤官九郎)脚本なので面白いのは確定。
キャストもこれ以上ないほどに豪華である。
大ヒットした『不適切にもほどがある』の次の作品ということで、俄然注目が高まっている。
日本のあらゆる「問題」が凝縮されたような街・新宿歌舞伎町を舞台に、クドカンが何を描くのか。
非常に楽しみである。
●木曜日
休鑑日
●金曜日
『笑うマトリョーシカ』
2024年6月28日スタート 毎週金曜夜10:00-10:54/TBS系
数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した同名小説が原作。抜群の人気を誇る若き政治家と有能な秘書の得体の知れない不気味さに気付いた新聞記者が、彼らを取り巻く黒い闇に迫るヒューマン政治サスペンス。主人公の新聞記者・道上香苗を水川あさみ、謎多き秘書・鈴木俊哉を玉山鉄二、若き政治家・清家一郎を櫻井翔が演じる。
原作は早見和真氏の同名小説。面白いのは間違いない。
笑うマトリョーシカ (文春文庫 は 60-1)
懸念点は櫻井翔である。
彼の演技を受け付けない層は一定程度いるだろう。
だが今回は政治家役ということなので、意外となんとかなるかもしれない、という淡い期待を抱いておこう。
『錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜』
2024年7月12日スタート 毎週金曜深夜0:12-0:42/テレ東系
柄本時生と今井隆文のドラマ初プロデュース作品。柄本と共に、賀来賢人、落合モトキ、岡田将生がメインキャストを務め、東京・墨田区錦糸町を舞台に総勢50人以上の人生模様を描く。過去の汚れを掃除する掃除屋の3人と、過去の過ちを暴くルポライターが、さまざまな人との出会いを通じ、自らの過去と向き合っていく。
プロットにまず惹かれた。
錦糸町というチョイスにセンスを感じる。
俳優がプロデュースもやるということで、新鮮さを期待。
『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』
2024年7月19日スタート 毎週金曜夜8:00-8:54/テレ東系
累計210万部の同名漫画を原作に、中島健人主演でドラマ化。笑顔はかわいいが言動は全くかわいくない変わり者の主人公・保田理弁護士(中島)が「しょせん他人事」をモットーに、社会問題にも発展しているネット炎上やSNSトラブル案件を、彼なりの信念の下スカッと爽快に、ダークに解決するリーガルドラマ。
漫画原作なので慎重になるが、お仕事もの、特にリーガルものは大体面白いので、大丈夫だろうとは思う。
しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 1 (ヤングアニマルコミックス)
●土曜日
『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』
2024年7月13日スタート 毎週土曜夜9:00-9:54/日本テレビ系
小芝風花が主演を務める警察エンターテインメント。“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に帰すことが役目の「警視庁身元不明人相談室」を舞台に、性格も趣味もまるで正反対な三田桜(小芝)と月本真の二人が、遺体に残されたわずかな手掛かりを頼りに謎を解くミステリー×ヒューマンドラマ。
小芝風花と大島優子のW主演ということか。
それぞれ単独での主演作があるが、吸引力が小粒と見られているのかもしれない。
小芝風花は『波よ聞いてくれ』の演技が抜群に良かったのに、最近はおとなしい優等生的なキャラクターばかり演じているような気がする。勿体無い。
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